手数料の内訳

ether.fi 手数料一覧本サイト確認日 2026-08-05
項目手数料
バーチャルカード発行手数料 10 USD(Core/Luxe/Pinnacle)、VIP は無料
物理カード発行手数料 Core 50 USD、Luxe・Pinnacle 100 USD、VIP は無料(いずれもカード代と送料を含む)
年会費 無料
外貨での取引 FX 基準レート約 1%、さらにランク別のマージン:Core +0〜0.5%/Luxe +0〜0.25%/Pinnacle・VIP は上乗せなし

限度額と出金上限

ether.fi 限度額一覧
項目上限
1 日あたりの取引上限 Core 30,000 USD/日、Luxe 50,000 USD/日、Pinnacle 100,000 USD/日
ATM 出金回数 1 回 500 USD、24 時間のローリングで最大 3 回(合計 1,500 USD)

台湾での実測

本サイトの編集者が実際にカードを保有してテストした結果。発行会社はこれらを一切公開していないため、この節の出典は公式資料ではなく実際の利用である。

台湾での実測の結果 本サイトによる実測 · 最終確認 2026-08-12
Apple Pay 登録可
Google Pay 登録可
Line Pay 登録可
セブン-イレブン 実測で拒否
ファミリーマート Apple Pay なら利用可
一般的なネット通販・飲食店 ほぼ利用可

基本情報

発行会社ether.fi
カードブランドVisa
カード種別デビットカード
確認済みの申込地域 [object Object]・[object Object]・[object Object]
対応銘柄非公開
キャッシュバック当月の累計決済額による段階制:Core は最初の 2,000 USD が 3%、2,001〜3,000 USD が 1%、超過分は 0.5%。Luxe は最初の 10,000 USD が 3%、Pinnacle は最初の 50,000 USD が 3%。ユーロ決済には別の段階表が適用される

日本から申し込めるか

日本は発行会社の対象地域に含まれています

ether.fi の物理カード発送対象国リストに日本が明記されています。また「ether.fi Cash が利用できない国」のリスト(24 か国と米国 15 州)にも日本は含まれていません。本サイトが扱うカードの中で、発行会社の文書が日本を名指ししている数少ない 1 枚です。

出典:https://help.ether.fi/en/articles/376356-physical-cards-faq · 本サイト確認日 2026-08-06

ただし発行会社の対象地域に入っていることと、審査を通ることは別である。発行手数料は返金されないことがほとんどなので、支払う前にアプリで本人確認(KYC)の段階まで進めて確かめたい。

なお上の「確認済みの申込地域」は、台湾・香港の居住者が実際に申し込めるかを調べた結果であって、日本の可否とは別の欄である。

どのカードにも共通する注意点として、発行手数料は返金されないことがほとんどだ。支払う前にアプリで本人確認(KYC)の段階まで進め、自分の国が選択肢にあるかを確かめてから決めたい。

これらの数字の出どころ

上記の数字はすべて発行会社自身のページから読み取ったものである: https://help.ether.fi/en/articles/303623-what-are-the-transaction-limits-and-fees-for-personal-cash-credit-cards 。最後に読んだのは 2026-08-05。

確認メモ

2026-08-05、これまで空欄または不完全だった 3 項目を追加調査した。出典は ether.fi ヘルプセンターの「Physical Cards - Everything You Need to Know」。(1)バーチャルカード発行手数料:公式は Core/Luxe/Pinnacle を一律 10 USD、VIP を無料と明記している——本サイトがこれまで「非公開」としていたのは調査漏れであり、公式が書いていなかったわけではない。(2)年会費:公式の手数料資料に年会費の項目は一切なく、ランクはロイヤルティポイントまたは ETHFI のステーキングで決まる仕組みで、年額課金ではない。これを根拠に「無料」と記載する。(3)物理カード発行手数料:これまで Core の 50 USD しか記載していなかったが、公式には Luxe・Pinnacle の 100 USD と VIP 無料も示されており、今回補完した。ATM 出金については公式が「Supported in most regions. Standard ATM and network fees may apply」と述べるにとどまり、本サイトが引用できる手数料率を公開していないため、限度額(1 回 500 USD、24 時間で最大 3 回)のみを登録し、手数料欄は空欄のままとした。 2026-08-04 の再調査で、以前の記載に重大な誤りが 1 件見つかった。本サイトは外貨手数料を「Core 0〜0.5%」と記載していたが、公式の原文は「ether.fi applies the prevailing FX base rate (~1%) and may add a foreign exchange margin on top of that base rate」であり、0〜0.5% はあくまで上乗せ分で、基準となる約 1% が含まれていなかった。つまり従来の数字は実際のコストを過小に示していたことになる。現在は 2 層を併記している。同時に物理カード 50 USD(Core、送料込み)と段階制キャッシュバックも追加した。 2026-08-12、実測の更新:ファミリーマートを「Apple Pay なら利用可」に変更した——以前記録していた「実測で拒否」は、本サイトの再テストによって覆された。セブン-イレブンは引き続き拒否。「コンビニ決済:非対応」という集約行は、2 つのチェーンで結果が異なる以上、一行でまとめると事実に反するため削除した。手数料の再調査は行っていないため、checkedAt は 2026-08-05 のまま。

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日本での課税の取扱い

このカードで支払うということは、保有する暗号資産を手放すということである。国税庁は、暗号資産で商品を購入した時点で「譲渡」があったものとして扱うと明記している。つまり日本円に換金していなくても、カードで買い物をした時点で所得が生じうる。

保有する暗号資産で商品を購入した場合、保有する暗号資産を譲渡したことになりますので、この譲渡に係る所得金額は、その暗号資産の譲渡価額とその暗号資産の譲渡原価等との差額となります。

国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(情報)」令和7年12月26日 問1−2「暗号資産で商品を購入した場合」

国税庁が示している計算例

  • 4月2日 4,000,000 円で 4 BTC を購入
  • 10 月5日 403,000 円(消費税等込)の商品の決済に 0.3 BTC を支払い(1BTC=1,350,000 円)

403,000 円 −(4,000,000 円 ÷ 4 BTC)× 0.3 BTC = 103,000 円

商品価額(=譲渡価額)から譲渡原価を引いた額が所得金額になる。売買手数料は考慮していない。

所得区分

暗号資産取引により生じた利益は、原則として雑所得(その他雑所得)に区分される。ただしその年の暗号資産取引に係る収入金額が 300 万円を超える場合は、帳簿書類の保存があれば原則として事業所得、保存がなければ雑所得(業務に係る雑所得)となる。

問2−2「暗号資産取引の所得区分」〔令和7年12月更新〕

カードで使う場合の注意点

  • 取引ごとに記録が要るカード決済は回数が多い。1回ごとに「そのときのレート」と「取得価額」が必要になるため、後からまとめて計算するのは難しい。明細を月次で保存しておくほうがよい。
  • ステーブルコインでも同じ扱い価格がほぼ動かない USDT・USDC であっても、暗号資産を手放したことに変わりはない。取得時と決済時のレート差がゼロに近いだけで、取引としては発生している。
  • キャッシュバックも受け取った時点の価額で見る暗号資産で受け取るキャッシュバックは、受け取った時点の時価が基準になる。受け取った後に値上がりして売れば、その分は別途の損益になる。
  • 海外発行のカードでも日本の課税は変わらない発行会社が日本の登録業者かどうかと、日本の居住者に課税されるかどうかは別の話である。「海外のカードだから申告しなくてよい」という説明は誤り。
  • 年間取引報告書は出ないことが多い国内の暗号資産交換業者が発行する年間取引報告書は、海外のカード発行会社からは基本的に出てこない。自分で記録を残す前提で使うことになる。

本サイトは情報提供のみを行っており、税務上の助言ではない。上記は国税庁が公表している取扱いを引用したものであり、個別の判断については税理士または所轄の税務署に確認してほしい。なお「このカードを使えば申告義務がなくなる」という説明はすべて誤りである。

出典:国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(情報)」(PDF) 令和7年12月26日発行 本サイト確認日 2026-08-17